キャラクターとはその世界に生きている者であることを忘れてはいないだろうか?
意思を持ち、感情を持つ存在である。物ではなく者だと思う。
最近ゲームをプレイして思うのはその世界が空虚であるということだ。
GMの仕事は世界をプレイヤーに伝える事である。戦闘処理を行うだけが仕事ではない。
戦闘処理だけするのが仕事なのであればコンシューマー機にてゲームをしているほうがずっと楽であろうと思う。
伝える、これは非常に難しい作業であり、私自身しっかりできているのか?と問われればNOと答える。故に伝える方法を真剣に考えてもいる。
例をあげるとすればGM「あなたたちは今酒場にいます」と始まったとする。
これでは酒場という建物しかプレイヤーたちには見えない。どんな様式の建物なのか、どんな人がいるのか描写されなければプレイヤーには空虚な世界であろうと思う。
GMはプレイヤーに遊んでもらうために、また共に遊ぶために世界を用意するわけだが、その世界が空っぽでは少々寂しい気がする。
町の人などと簡単に表現されてしまいがちだがその町の人たちもGM用意した世界では生きている存在であるはず。
感情の無い人々が生きる世界で遊びたいとは私は思わない。
先に述べたがキャラクターとは生きている者なのである。GMはもっとそういう意識を高めていくべきではないだろうか?
これが正解などというものは無いと思う。が、より正解に近づくことは可能であろうと思う。
真剣に考え、用意し、遊ぶ。これがTRPGの楽しみであると私は信じる。
これはあくまで私の意見である故、賛否等々あろうとは思う。
そして、意見があるのであれば色々な意見、解釈を聞いてみたいとも思う。掲示板やメールでそういった意見のやり取り等できれば幸いである。